どうも、タニアリと申します。
『Thunderbolt4』という規格ケーブルをご存じでしょうか。
形状はタイプCと同じですが、通信速度が非常に早く、外部ディスプレイにも出力でき、充電ケーブルとしても大活躍でき、尚且つ上位互換完璧という、なんともハイスペックなケーブルです。
単純にスマホの充電などに利用する分には宝の持ち腐れになっちゃいますが、パソコンの充電や周辺機器を繋ぐ際…取り分けThunderbolt接続可能な機器やディスプレイを繋げようとする際には、規格云々を考えなくてよいので、Thunderbolt4ケーブルは1本持っておくと便利なんですね。
若干ケーブルが太く取り回しが悪いところが弱点ではありますが、そんな便利なケーブルなので私だって欲しい。そうだ買うしかないんだ、と購入したThunderbolt4ケーブルにはとんでもないトラップが仕掛けられていた…というお話です。
Thunderbolt4ケーブルを買ったわけさ
私の用途はeGPUとの接続においてのみの使用なんですが、eGPU付属のThunderbolt3ケーブルって短いんですよね。
80cm程度の長さしかないので、仮にノートパソコンと接続しようと思うとeGPUも一緒に机の上に配置しないといけませんからね。
eGPU自体のサイズが会社のリースパソコン並みかそれ以上のサイズ感なので、机の上に設置すると非常に邪魔なわけです。
だから長いケーブルを使用して、机の下に設置したい。切実に。
かといって長いThunderbolt3ケーブルは別にThunderbolt4ケーブルと比較しても安くはない。
Thunderbolt3の中でもいくつか規格のようなものが存在していて、通信速度が異なるとかなんやかんや…で面倒くさい。
なもんで、Thunderbolt4ケーブルの方が謎のメーカーも含め、選択肢が多くて価格も同じくらいということで、ヨドバシのポイントもあったのでbelkinのケーブルを購入しました。
ヨドバシ・ドット・コムにもAmazonにも、口コミが全くなく若干不安でしたが、belkinといえばApple公式ストアにもアクセサリを並べるほどの実力者。
メーカーが有名=品質がよい、とは一概には言えないですが、玉石混淆の謎中華メーカーの商品に手を出して失敗するくらいなら、ちゃんとIntelの認証も受けているbelkinの製品を選んでおけば安全ですよね。この時まではそう思ってたんですけどね。
オープン…の前に。
Thunderbolt3と4の違いを家で気軽に確認しよう
まず、ちょっと前提として、Thunderbolt3とThunderbolt4の違いについて極めて簡単にご説明をしたいと思います。
数字が増えたことで圧倒的にパワーアップしていると思われがちですが、実は基本的な通信速度については変化していないんですね。
それこそケーブルの長さを確保できるようになったとか、ディスプレイを数珠つなぎ(デイジーチェーン)で複数台接続できるとか、PCIe接続における速度の強化など…まぁ、普通に使っている分にはケーブル長以外で恩恵を強く感じる人は多くはないでしょうね。
故に、手元にケーブルが2本あったとき、どちらがThunderbolt3でどちらがThunderbolt4なのかを判断することが非常に難しいのです。
しかし流石にそこは考えられているわけで…。
これがThunderbolt3で、
これがThunderbolt4です。
つまりはコネクタ部分の数字でどちらのケーブルであるかの判断が可能になっています。とってもシンプルな判別方法が用意されていたわけですね。
裏返すとそれ以外に判断する方法は見た目では恐らくないはずなので、この数字だけが頼りな訳です。
一応、以下にIntel公式の説明ページがありましたので、そちらも参考にどうぞ。
なるほど。
もう一度ケーブルを見てみよう!
はぁ?
Thunderbolt4ケーブルを買ったと思ったら…
よく分かんないけどThunderbolt3ケーブルをつかまされていた話でした。
本当にThunderbolt3ケーブルであるのか、仕様なのか、不良なのか全く謎なんですが、素人判断はもうコネクタ部の数字に頼るしかないんです。
これはThunderbolt3ですわ。
箱開けたら即これだったので、ちょっと混乱して時が止まりましたもんね。
私の用途で使えるようならいいかな、とも思いましたが、後々越の用途で使おうと思った時に悔しい思いをしそうだったので、面倒ながらも返品手続きを取りました。
同じのを買う勇気(と在庫)はなかったので、我が家にある短いThunderbolt4ケーブルと同じメーカーである、Cable Mattersの2mを新しく買い直しました。
購入したbelkinのケーブルと比べると1000円くらい購入時の価格は安かったです。
まだ3日程度の使用ですが、元々の使用目的であるeGPUとの接続も良好で全く問題なく利用できてますね。
真相は分かりませんが、まさかパッケージの中に全く違う商品が入っていることもあるんだなと、驚きを隠せないところではございますけども。見た目が似ている商品の場合は特に、慢心することなく確認をせねばなるまいなと思った次第です。
「類似品にはご注意ください」という注意文句がありますが、まさに今回は類似品で混乱したわけですから、皆さんも似たようなケーブルをご購入の際にはお気を付けください。