PD対応の”PowerExpand 8-in-1”でiPadOS16のアプデに備える

タブレット
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どうも、タニアリと申します。

昨今、パソコンやタブレットは薄型や軽量化を目的としているのか、はたまた多くの外部機器を無線接続できるためか、外部接続用のポート…つまり、USBポートが極端に少なくなっているような傾向にあります。 デスクトップパソコンであればいざ知らず、ノートパソコンではUSB-Cポートが2つだけ…など、ミニマリスト的メンタル溢れる製品が今では主流になっているように感じます。

接続機器は必ずしもBluetooth接続が最良ではないですし、有線接続の際にも言っても主流はまだまだタイプAでしょう。 これは販売されているものが、と言うよりは現行で所持している機器がタイプAのことが多く、販売市場の主流とのギャップがあるように思いますね。

そんな時に役立つアイテムといえば「USBハブ」です。

ドッキングステーションみたいなとんでもなく高い、高性能なものまでは要らないけれど、そこそこの能力を秘めているUSBハブが欲しいと思った私ですが、この度購入した「ANKER PowerExpand 8-in-1 USB-C 10Gbps Data Hub」を簡単にご紹介します。

Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ|モバイルバッテリー・充電器の製品情報
AnkerPowerExpand8-in-1USB-CPD10GbpsデータハブならAnker(アンカー)公式オンラインストア。最大10Gbpsの高速データ転送が可能なUSB-Cポートや4K対応のHDMI等、8つの各種ポートを搭載。データ転送や高画質出力がこれ1台で完結するUSBハブです。

ひとことで言えば

安いUSBハブでは足りないが、かと言ってドッキングステーションまでは必要ない…そんな方にオススメできるUSBハブです。

USBポートは3.1 Gen2に対応しており、PD対応でHDMIで外部モニターへの出力もLANケーブルによるネット有線接続にも対応しており、ご家庭のデスクにもビジネスのお供にもなり得る機器かと思います。

外観を見てみる

外箱の情報は皆無

外箱については最早何を購入したものであるのかは分からない、なんとも潔いというか、味わいも何もないようなパッケージとなっておりますけれども。

本体と付属のポーチ

本体と付属のポーチです。
本体を守るというよりは、同じカバンに入れた別の機器を守る…というようなイメージでしょうか。

SDカード、マイクロSDカード、USB-Aポートが2口

側面です。左から、

  • パワーLED
  • マイクロSDカードリーター(上段)
  • SDカードリーダー(下段)
  • USB-Aポート
  • USB-Aポート

HDMI、USB-Cポートが2口

その反対は、

  • HDMIポート
  • USB-Cポート
  • USB-Cポート(充電・給電)

LANケーブル

短辺には、

  • LANケーブル(イーサネット)ポート

を、それぞれ備えております。

各ポートについて

上記写真でご紹介したポートをまとめると、以下の通りです。

  • LANケーブル(イーサネット)
  • SDカード
  • microSDカード
  • USB-A(USB 3.1 Gen2) *2
  • USB-C *2 (USB Power Delivery対応 *1, USB 3.1 Gen 2 *1)
  • HDMI(4K 60Hz)

もう十分すぎるのでは?というくらいの充実っぷりです。このポートが揃っていて不足があるという例はほとんどないんじゃないでしょうか。 まぁそもそも必要なポートは大体検討付けたうえで購入するとは思うので、将来的な拡張余地などを考えると、もしかしたらUSB-AやUSB-Cポートが2ポートでは…となる可能性もなくはないですが、まぁそんなに拡張する必要がある場合は、その方はもうデスクトップパソコンを利用されているでしょう。

主要どころだけ抜粋して、どのようなものであるかを簡単にご案内いたします。

LAMケーブル(イーサネット)ポート

最速1Gbps接続に対応とのことで、ご家庭などで利用する上では最高性能を発揮できるポートであると言えるでしょう。
LANケーブルこそ最近ではあまり使わないケースが多いとは思いますが、もし作業スペースにケーブルが伸びているような環境であれば、無線より圧倒的に安定して利用できますよね。
ホテルなどでもLANケーブルが伸びているパターンもまだまだあると思うので、無いよりはあったほうがいいよね…と言う感じです。

HDMI

4K・60fps出力に対応しています。
ゲーム的な観点では物足りなさを感じるかもしれませんが、そもそもゲームするならGPUからケーブル生やすものですよね。
普通にパソコンやタブレットを使用する上で、4K・60fps出力ができるのであれば十分な性能であると考えられます。

USB-C

USB Power Delivery対応のポートがひとつ、USB3.1 Gen2対応のポートがひとつで計2ポートあります。

Power Deliveryとはなんぞや

USBの充電ケーブルやらコンセントの頭を買おうとすると「PD対応」などという言葉を見ることがあるかと思います。
Power Delivery = PD ですが、言葉の意味の通りでたくさんの電力をUSB接続経由で受給電できますよ、ということです。
最大100W(20V5A)まで受給電可能となっており、タブレット端末は勿論のこと、パソコンやモニターの電源(充電)として機能します…と言うものです。

USB3.1 Gen2 とはなんぞや

データの転送速度が最大10Gbpsでます。速い。
外付けSSDなどを接続してデータのやり取りをするときなどに恩恵を受けられる…と言っても10GbpsなんてSSD側が出せないですが…ものですね。

上記2ポートあることによって、接続した機器を充電しながらも、高速でデータのやり取りが可能であるハブなわけですね。
形式こそ異なりますが、USB3.1 Gen2のポートは合計で3口ありますから、キーボードとマウスを有線接続したとしても、まだ1口残っている…!
やっぱりUSBポートなんていくらあってもいいもんです。

USBオーディオもちゃんと機能した

私の手元にあるのはUSB-Aからイヤホンジャックへの変換ケーブルなのですが、ちゃんと機能してくれました。(iPad Pro 2021にて確認)
どんな機器でも接続可能ってことではないですが、簡単なものは動作問題なさそうです。
接続する機器の消費電力によっては当然動かなかったり、ハブを経由した動作については保証されていなかったりあるので、接続されたい機器がある場合にはよくご確認いただければと思います。

外部モニターは1画面のみ

HDMIポートを利用して外部モニターへの出力も可能ですが、利用できる接続方法はHDMIに限られています。タイプCの端子はあくまでも充電・給電とデータのやり取りのみの利用となる点は注意が必要です。
この辺りはドッキングステーションと比較して弱い点になるのかなと思いますが、まだまだHDMIでの接続は主流かと思うので、そこまで大きく影響はないかなと。
外部モニターを2画面以上にする場合にはパソコンなどであれば本体側の端子を利用すればいいですね。

また、「ANKER PowerExpand 8-in-1 USB-C 10Gbps Data Hub」からスマホへの充電などもサポートしないことが明示的に記載されています。
試しに手元のiPadProとiPhoneをUSBハブ経由で接続してみましたが、スマホ側は少なくとも充電状態を示していました。(外部からの給電なしの状態
この状態が通常ではないし、急に充電できなくなっても知らん…ってことだと思いますが、基本的には使えないと思っておくのが良さそうです。

そこそこのお値段する

「ANKER PowerExpand 8-in-1 USB-C 10Gbps Data Hub」はお値段凡そ8000円です(7990円)。
性能に見合うレベルとは思いますが、Amazonなどで検索して出てくる他製品と比べると非常に高価に感じると思います。

同一ポート構成でなくてもこの手のUSBハブは3000円も出せばそれなりのモノが買えてしまいますし、普通に使っている分には「USB3.1 Gen2でマジでよかったー」と効果を実感することも基本的にはないですからね…。

明確に「こういう機器を接続するために、この程度の能力が欲しい」という人に向けたものであることは間違いないので、全ての人におススメかというとそうじゃないかなとは思います。

ケーブルぺろんってなるタイプ

ケーブルがあると不恰好

USBハブ本体から接続端子が出ている設計ではないため、幅広い機器で利用が可能ではありますが、タブレット端末などで利用する場合にはケーブルがぺろんってなります。 性能に差を持たせるようなものではないですが、見た目があまり美しくはないので、気になる人は要注意です。

iPadOS16に備えて…

私はきたるiPadOS16に備えて「ANKER PowerExpand 8-in-1 USB-C 10Gbps Data Hub」を購入しました。
M1チップ搭載iPadであれば、今まで外部モニターへはミラーリングのみ可能でしたが、それが拡張としてデュアルディスプレイの環境をiPadで作ることができるわけです。
果たしてiPadがデュアルディスプレイの環境でどこまで使いやすいのか、真価を発揮するのかはわかりませんが、使えるってなったら試したいですもんね。

一応、ベータ版のiPadOS16で試したところでは外部モニターとして認識、デュアルディスプレイとして利用が可能でしたが、あくまでもベータ版での話なので、ちゃんとしたリリースの際にどうなるのかは改めて確認をしたいと思います。

すでにダウンロード開始となっているiPadOS16ですが、外部ディスプレイへの拡張はまだ実装去れていないので、くれぐれもご注意ください。

iPadでもパソコンでも使えるユーティリティプレイヤー

iPadに関しては充電がUSB-Cのものに限られますが、パソコンはもちろんiPadでも使えるので、常時接続しない限りはあらゆる機器(誇張あり)に使えちゃいます。
ポートや性能についても不足を感じるケースは少ないと思うので、「とりあえずいいヤツ欲しい」場合には選んでおいて損はないかと思います。
あまりに過剰過ぎやしないかは確認しておく必要があるかとは思いますが、買ったら買ったで長く活躍できるデバイスなのではないかと思っております。

近い将来にアップデートされるiPadOS16での活躍を、私は楽しみにしています。