どうも、タニアリと申します。
子どもの頃の記憶って、どの程度まで遡れますか?
僕は「嫌なこと」に関しては3歳程度が最古の記憶として根付いていて、客観的に考えると大人になっても憶えてるなんてトラウマレベルの嫌な事だったんだろうなーと。
その嫌な事は、親が発端となった事件でした。
自分の子ども、親戚や友人の子ども…そういった子どもたちと触れ合う機会のある方、子どもに不義理な事していませんか?
子どもは、憶えてますよ…!
「こんな事をしてはいけない」という具体例を僕の経験した1つのエピソードで示して参りたいと思います。
核家族、母は夜勤、父は昼勤
まずは当時の家庭環境を軽く記してみます。
今でこそ当たり前になりましたが、僕の家庭は「核家族」の形でした。夫婦と子のみの構成ですね。
当時3歳の僕は、その時の日常的な風景やらはまるで憶えていないんですが、父のお友達がプラレールを作ってくれて、それを破壊しては再度作成を命じる…くらいでしょうか。真っ先に忘れたい。
後々の聞き取りからではありますが、当時の父は朝から夜遅くまでの仕事をしていて、母は夜勤の仕事をしていたようです。
父は比較的遊び人のような印象で、友達もすごく多い。いつでもどこでもパーティだぜー!みたいな感じですよね、知らんけど。
母の印象はあんまり無いんですが、優しかったと思います。ガーッと怒られた記憶ないですしね。
比較的若い夫婦(特に母が)だったので、近所には割と助けてくれる方が多かったみたいです。
それこそ、今回記事にする事件は「近所のおじちゃんとおばちゃん」がいなかったら、もっと恐ろしい事件になっていた可能性すらありますからね。
事件は夜、起きる。置いてかないでね!
夜寝るときは、母は夜勤で出かけるので父と2人が多かったのだと思います。
少なくとも事件当日は父しかいなかったはずですね。
良い子の僕はすんなりと眠りに誘われ、父の横で心地良い眠りについたのでした。
ふと、夜中(という印象があるけど何時かは分からない)に目を覚ますと、隣で寝ているはずの父がいませんでした。
父が消えた。
3歳の僕、初めて体験する消失現象によりパニック、ギャン泣き。
冷静に考えて父が目の前から消え、母も仕事でおらず、真っ暗な部屋に一人で居るという状況に耐えられる訳がないですよね!
父を探そうとしたのか、とにかく怖い部屋から抜け出したかったのか。僕は父の消えたその部屋から飛び出し、外へと繰り出したのです。
3歳の判断力に両親と未来の僕は救われている
小さな子が夜も遅くに外に出る…昔だし、住んでいたアパートも大通り面してないところだったし、大丈夫そう!と思わなくもないけど、やっぱり良くない!
タニアリ少年は何を想い、何を感じ、夜の街を泣きながら闊歩していたのでしょうか。
やがて辿り着いたのは「近所のおじちゃんとおばちゃん」ご夫婦が住まわれていたお家でした。
アパートからは子どもの足であっても1分かからないくらいには目と鼻の先だったので、夜の街を闊歩なんて全然してない。
「パパがいない」
と泣き叫んでいる3歳児を迎え入れてくれて、2階で寝かしてくれた事を憶えています。
その後は全く分からず、多分父が家に帰ったら居なくて慌てて探したんだろうなぁ…と思うのですが、結論から言うと同じシチュエーションの事件は4回くらいあったから、2回目以降は落ち着いて対処できた!って言ってました。
ちなみに何をしてたのか聞くと、飲みに行ってたそうです。
バーカ!
今でも父を責め立てる時に使う呪文
責め立てるっても、喧嘩とかではないですが、何か都合が悪くなる度に
「子どもを置いて飲みに行くような人に何言われてもね…」
と事あるごとにいい続けてたら、
「一生言われるな!」
と言ってましたが、そんなもん一生言うわ!!
一生言うので、勿論今でも言います。
まとめ!子どもは憶えてる。あなたが忘れたことでもね…
僕はこの一件で父を嫌いになるだとか、コミュニケーション取れないだとかって事はなく、単純に要求を押し通す際の武器にしてるってだけではあります。
ただ、こういう事をずっと覚えていて怨みになっている…なーんて事だって無きにしも非ずじゃないですか。
まぁ、「たとえ親だろうが分からない、信頼できる人は自分で見つけるんだ」という学びを得ることができた…かもしれません。
3歳児にはちょっと難しいですけれど。
父もね、夜飲みに行ったりしたかったってのは分かるんですよ。
僕が起きてしまった4回以外にもなんども夜の帳に繰り出しているはずなんです。
そして、まさかその内1回をずーっと憶えられてるなんて夢にも思ってなかったと思います。
20年も30年も昔のことを、ひたすら言われ続ける…めっちゃシンドくないですか?(シンドくしてるのは僕なんですけどね)
子どもに対して、親として・大人として、最低限の態度を取ってあげないと、忘れた頃に手痛いしっぺ返しがあるかもしれません。
どうか、どうか子をたった一人置いて酒を飲みに行くような親が現れませんように…!
憶えてますからね…。
子どもたちは…。