iPad第10世代の登場によって、日本の置かれる状況を痛感する

タブレット
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どうも、タニアリと申します。

突然ですがこちらをご覧ください。

かわいい、えがきたい、魔法みたい。

かわいい。

描きたい。

魔法みたい。

…どうやら、ひっそりとiPad無印の第10世代が発売されるようで、Joshinにて予約が始まったというお知らせのようです。(ちなみにiPad Proも新しく出るそうです) 私の生活には浅く広くiPadが浸透しています。パソコンは専らWindows推しですが、タブレット端末だけはApple製品であるiPad推しです。ていうか他にタブレットを知りません。

外観の大幅進化…?

iPad無印第10世代の外観

この写真を見る限りでは、どうやらベゼルがだいぶ細くなり、現行のiPad Airのような見た目になったみたいですね。 ”新しいオールスクリーンのデザイン”だそうですが、iPad Airの見た目と同じです。 確かに今までのiPad無印は古来より呪いかのように受け継がれてきたデザインを頑なに守りづつけてきた守護者のような存在でしたから、このデザインの変更は魔法とも言えるのでしょう。

私はあの野暮ったいホームボタンのあるデザインが嫌いではなかったので、ちょっとだけ寂しい…そんな気分にさせてくれますね。

カラーはシルバー、ピンク、ブルー、イエローの信号へのリスペクトを感じるラインナップとなっております。
グリーンがなかったのが幸いですが、どことなくポップな色使いなので、一気に携帯市場を駆け抜けそして消えていったiPhone5cを彷彿とさせますね。 第10世代が、iPad無印に終止符を打つような存在にならないことを切に祈っております。

ついにiPad系統からLightning端子が根絶

あのLightning端子が、守り続けてきた伝統の端子が、遂にiPadから姿を消してしまいました。 iPad無印も第10世代からはUSB-C端子で充電を行い、各種アクセサリーの利用が行えるようですので、これは正当な進化と言えるでしょう。

今までLightning端子を嫌っていた故に、iPad ProやiPad Airを仕方なしで選んでいたユーザには朗報ともいえます。ただしiPhoneと一緒に使っていた場合には充電ケーブルが1本ほど純増しますので、その辺りはトレードオフなのかなと思います。

2022/10/31 追記
ただしiPad無印 第10世代のUSB-C端子は、通信規格自体はUSB2.0でLightning端子と同等の通信速度とのことで、USB-C面したLightning端子でした…。
ただ形状が変わるだけでも利用できる周辺機器は増えますし、ターゲット層のニーズを考えた結果というのも理解はできます。
ただ、お値段的にそれがどうかっていう…。
iPad(第10世代)、USB-Cだけど速度はUSB 2.0らしいです…
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これで4万円そこらなら安いのでは…

68,800円です。なんだったらそれはもう70,000円です。しれっとしてますが、iPad Air第4世代の発売時価格以上の値段ですからね。

私はiPad Airの販売ページでもみているのでしょうか。いいえ、iPad無印は大きな進化と大きな値上げを提げて、この大円安時代の日本に黒船の如く乗り込んできたのです。

これは高い。

そもそも廉価であることが最大の特徴であり、最大の魅力であったiPad無印です。確かにラインナップ中では最安値であることに違いはありませんが、断じてそういうことではない

我々は「この値段でこのスペック!?」という驚き、感情の揺れ動きを楽しむためにiPad無印を欲していたのです、そうに違いないのです。 それが68,800円ですなどと金額とスペックを提示されたところで、果たして感情が揺れ動くのでしょうかいいえ、断じて動きません。

価格とスペックから見ても大きなコストパフォーマンスは感じないと言いますか、正直第8世代の34,800円、第9世代の39,800円という価格からの跳ね上がり方に異常性まで感じますし、そもそもその金額になってしまうほどのタブレットを、iPad無印を求める層が必要としているのかどうかが疑問です。(ドル価格で120ドル程度値上がりしています)

そのために第9世代の販売も継続しているのかもしれませんが、こちらも39,800円から49,800円に値上げされています。

これが円安なのか。

無印の価格帯はいまや一昔前のiPad Airの価格帯となり、iPad AirはiPad Proの価格帯へと、それこそ魔法のように値上げが行われております。 4万円前後の価格帯で対抗馬となりうるタブレット端末が存在しないのも、値上げに影響しているように見受けられますね…。 タブレット端末というカテゴリ自体が大きなパイを持たないかとは思うので、競争が激化しないのは止む無しかといったところですが、Android勢のこれからの巻き返しを期待したいところですね。

なお、巷では「iPad 無印第10世代を購入するなら、iPad Air 第4世代の整備品」を購入したほうがいいという論調が熱いようです。 確かに似たような外見、スペックを持っていて値段も現在時点ではほとんど変わらない状況でしたので、購入を考えられている方は整備品についてもチェックされると幸せになれるのかもしれませんね。

気をつけろ!Apple Pencilは第1世代の対応だ!

この筐体デザインですから、Apple Pencilなんか側面にピッタリと張り付きそうですが、残念ながらApple Pencilは第1世代の対応となっています。

Apple pencilは第一世代の対応

しかし第1世代といえば、お尻からLightning端子が飛び出ていて、それをiPadの充電ポートに差し込んでカブトガニスタイルでの充電が特徴的です。iPad無印第10世代の充電ポートはUSB-Cポート。よく考えなくても、充電できない上にペアリングすらできません。

ので、今後出荷されるApple PencilにはUSB-CのメスとLightning端子のメスがついているアダプタが付属されるそうです。

両メスということは、USB-Cケーブルが別途必要ということになります。カブトガニ以上の非スマートさを感じるのは私だけなのでしょうか。

COMBO TOUCH、最強を証明か

それはそうとCOMBO TOUCHの有能さが思わぬ形で証明されておりました。やはりLogicoolの技術力はまさに世界一ィィなのかもしれない、そんな公式オプション品であるMagicKeyboard Folio

Logicoolはキックスタンドの発明はしていないと思いますが、どう考えても角度固定よりも使いやすいですからね。その上で打鍵感に定評のあるAppleのキーボードで、キーボード部分はマグネットで脱着が可能でタブレットスタイルとの切り替えも楽々です。評価の高いオプション品になりそうな予感はします。

iPad無印専用品でさえなければ…。

38800円のキーボード

お値段も相変わらず強気な値段設定なので、同じようなサードパーティ製品が蔓延ることになるのは間違いなさそうです。

あとオプション品名に付与されている”Folio”という文言ですが、日本語では「2つ折り」という意味があるそうです。 MagicKeyboardのほうがFolioなのではないか…と思うのは、これもまた私だけなのでしょうか。

iPad Pro用キーボードの決定版!?Combo Touchを2週間使ってみた!
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最後に

初代iPadPro、第2世代iPad Pro(初代iPad Pro9.7インチ)辺りを現在も利用されていて、iPad Proまでは要らなかった…という人はiPad第10世代は買い替え先として候補かもしれません。

Apple Pencilの非カブトガニ充電方式も、過去購入したオプション品をそのまま利用できるという点においては評価できますね。

あるいは板デザインに追加でお金を払える人…でしょうか。いずれにせよ、円安の影響が各製品強く出ています。iPadがどうだこうだというよりは、この時勢だからこそ買わない方が良いのでは…などとも感じてしまうのが正直なところです。

iPadは高くなれど、給料は変わらぬ、いやむしろ減る一方まである昨今。

こうした毎年発売の度に気にかかる製品であると、情勢の変化のようなものをひしひしと感じる事ができますね。将来的によくなるのか、はたまたこのまま札束を燃やして暖を取るようになるのか分かりませんが、生活必需品の値上げにも負けずに強く生きていきたいものです。

10.9インチiPad(第10世代)
オールスクリーンのLiquid Retinaディスプレイと、A14 Bionicチップを搭載したiPad。4つのカラーから選べて、Magic Keyboard Folioも使えます。