Fire HD8 を今買う者。コンテンツ消費が捗るタブレット

タブレット
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どうも、タニアリと申します。

タブレット端末ってお持ちですか?
かつてはパソコンに代わる端末になると期待されていた時代もありましたが、スマホの大型化やコンテンツの最適化が進み、タブレットをまともに作っているメーカーもほぼ無いと言っても差し支えないでしょう。

そういう状況の中で、いざタブレットを買おうと思うとまともな選択肢がiPadくらいしかない…。そして何よりiPadはとってもお高いため、お試しで手を出すにもなかなか気が引けるお値段です。

そして私も、持ち歩けるようなサイズ感のタブレット端末が欲しいと思って調べてみるとなかなかないんですよね!

しかしながら、自分がタブレットに求める用途をしっかりと固めた上で、それに対するスペックやらお値段を考慮した結果、頼れるAmazonに最高のタブレットがあるじゃないかと気がついたのです。

そう、溢れる今更感を纏って、私はここに「Fire HD8」を召喚するーッ!

何故、Fire HD8なのか

最近、意識高い行動に目覚めてしまいまして、通勤中の電車の中でKindleを用いて資格取得のため勉強をしております。

今までは家に転がしていた初代のiPad miniを使っていたんですが、ページをめくるのにも動作が重く、まともに使えるのが音楽を流すことと時計を表示させるくらいになってしまったのです。

発売時期から考えてもとっくに限界を迎えていたのだと思うのですが、極めて限定的な使用方法であったために、騙し騙しで使えてしまっていたんですよね

晩年は私がiPad Airを使っていたり、スマホで十分なのではと思ったり、最高級贅沢品であるiPad Proを購入したりで出番はなくなり、なんだったら同居人に譲ってしまっていたんですが、前述のとおりではありますが勉強に使いたいと現持ち主である同居人へ申告したところ

3ページめくったら止まるよ

という衝撃的な容体を告げられ、本体を渡されたのでした

そう、私の手元に戻ってくるよりはるか昔に、iPad miniはすでに再起不能に近い状態にまで追い込まれていたのです。

電子書籍ですらまともに動かせない体で、いったい今まで何に使っていたのか聞いてみたら「まともに動かないから本棚にしまってた」んだそうです。なるほど、電子書籍だものね

とりあえず予定していた方法が使えなくなってしまい、暫くはスマホの小さい画面で本を読んでいたんですが、本の中には文字の大きさとかを自動で揃えて?くれないものがあるんですよね。

普通にPDFファイルを見ているような表示とでもいいますか、単純に画像の拡大縮小のような使い方で、この類の本がすこぶる読みにくい!

特に問題集とかに多いんですが、スマホでの閲覧はさすがに心が折れてしまったので、やっぱりタブレット的なサイズが欲しいなと思ったわけです。

所謂電子書籍端末(Kindle)でも…と思ったんですが、折角ならYoutube見れてもいいし、音楽を後ろ側で流しておいてもいい…ということで、Fire HD8にいたしました。

Fire HD8のバランスの良さ

とはいえ手持ちはまったく動かないといっても過言ではないiPad miniと、電車で勉強するにしては巨大さが過ぎるiPad Pro、そしてスマートフォン

できないことはないけれど、どうにも痒い所に手が届かないこのもどかしさ。

どうせ勉強するのであれば快適にやりたいあわよくば新しい機器を購入できるかもしれないなどと邪な気持ちを覗かせながら、たどり着いたわたしの答え。

FireHD8、箱の中身は本体とACアダプタ、USBケーブルのみ

それが「Fire HD8」という選択肢だったのです!

新しくiPad miniを買うのはお金が追い付かなさすぎる。スマホのままで頑張るのはただでさえやりたくない勉強なのに、モチベーションが上がらなさすぎる。

全てのバランスが程よく、新しい機器を購入する喜びすらも与えてくれる存在。

それが「Fire HD8」なのでした。
バランスがいいといっても、高いところではなく低いところでのバランスがいいのであって、1万円で購入できるタブレットに多くを期待してはいけませんからね。
1万円でこれだけ動けば十分だよね!という、優しい観点で見なければいけないということだけはお伝えしておきます。

Fire HD8タブレットとは何者なのか

Android7.0がベースになっている独自OSが搭載されているタブレット端末です。

2018年に発売されていて、2019年モデルは7インチと10インチモデルしか出なかったので、一応最新モデルという位置づけになっています。

8インチというサイズ感はどこかiPad miniを彷彿とさせ、縦に長く幅が短いサイズ感で、片手持ちの安定感はiPad miniに勝ると言えるでしょう。(誤差レベルですが…)

動きもサクサク、とまではいかないものの、タップ位置が大きくずれるようなこともないですし、多少のひっかかりはあるとしても、それなりにちゃんと動いてくれています

メモリが1.5GBみたいなので、重い作業には全く適していませんが、動画視聴やインターネット閲覧、SNS専用端末のような使い方であれば普通に使えます

解像度もフルHDではないにしろ、8インチという画面サイズを考えれば必要充分な解像度であると思います。

昨今のiPhoneやらAndroidやら高解像度端末を見慣れていると「字が汚い」と思いますが、価格なりと考えれば大抵のことを許せるでしょう。嫌ならもう3万円出せばiPad買えますし

32GBモデルで実際に使えるのが24GBくらい

価格は内部ストレージ32GBのモデルで1万円程度。素で使うには心許ない容量ではありますが、もともと色んなデータをローカルに保存してバリバリ何かやるというような端末でもないので殆どの場合で32GBで十分かと思われます。

いや、そもそもAmazonサービスを最大限に楽しむための端末であるから、Kindle本やPrimeビデオをダウンロードしておいてという使い方を考えれば、やっぱり容量は必要かもしれません。

容量が必要だよーという場合にはmicroSDカード(400GBまで)が使用できるので、動画データとなると読み書きに時間がかかりそうですが、たくさんの映画やらを持ち運ぶこともできますよ、という具合です。

また、Bluetoothキーボード、マウスにももちろん対応しているので、接続すればちょっとしたパソコン感覚で利用することも可能です。

反応やらが悪い印象も全くなく、パソコンじゃなければ出来ないことでなければ、サイズ的にもコスト的にもかなりコンパクトな作業環境の構築もできそうです。

OneDriveは使える

「OneDrive」はあったので使用していればパソコンやらとデータのやり取りができそうです。
どれほどのデータをFire HD8で扱えるかはかなり疑問符が浮かぶところではありますが、スクショとかをため込まないでクラウドにポイポイするくらいかなぁ…。

Fire タブレットのOS問題

気をつけなければいけないのが、あくまでAndroidベースなのであって独自OSであるということです。

チェックをすればAPKファイルからアプリのインストールは可能

基本的にはGoogle Play ストア」は使えないので、Amazonさんが用意してくれているアプリストアの中にあるものだけを使用することができます。

使いづらいと思うのが、「Google Chrome」や「FireFox」なんかのWEBブラウザが入れられないことでしょうか。

最初から入っている「Silkブラウザ」というアプリが全く使えないであるとか、そういうことではないのですが、やっぱり普段使っているブラウザが使えた方が良いじゃないですか。

あとは「Youtube」もアプリが存在しません。ブラウザ経由であれば見れますが、動画コンテンツはPrimeビデオを見ないさいね、というAmazonさんの強い意志を感じられます。

ちょっとした裏技的なゴニョゴニョをすればPlayストアをインストールすることもできるようですが、利用規約的に使ってしまうことはNGのようで、バレなきゃ犯罪じゃないのよという精神で使うのかどうかはこのタブレットを手にした人の良心へ託すしかないわけで。

必要だと思う人は最悪Googleアカウントが使えなくなるとか、様々なリスクを覚悟の上で自己責任のもとご利用いただければと。

FireタブレットOSでも使える主要なアプリたち

無料も有料も含めて、結構色々なアプリが使えます。

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • Facebook Messenger
  • AbemaTV
  • Hulu
  • Netflix

何を主要とするかは人それぞれかと思うので、なんとなく知ってるSNSと動画系サービスを簡単に拾ってきました。ちなみにみんな大好きLINEは使えない模様(2020/01/07時点)

ブラウジングや動画視聴に(あまり)不満はない!

動画視聴に不満はない」というのは、厳密に言えばYoutubeアプリがないためブラウザからのYoutubeアクセスをするという不満を乗り越えていることが前提であり、Primeビデオであれば普通に見れるのでそういった環境にいることが前提となりますが、基本的に困ることはほとんどないです。

ブラウジングについてはお世辞にも滑らかな動きではないですが、ブログやらニュースサイトやらを見る分には何も困らないですし、各種SNSにおいても動きが悪すぎて使えない…という印象は受けませんでした。
純粋に一昔前の調子のいい端末を使っているなぁ…っていうような…滑らかじゃないけど止まらないよね…という感じ…?

ただ素早くリンクをいくつも踏んでいく使い方だと画面描写が追いつかないのでちょっとストレスかもしれません。
特にAmazonのトップページのように画像が大量に使われている場合は一呼吸待っておかないと意図しない画面遷移などで余計なストレスを感じることになってしまいます。

Youtubeを見るにしてもブラウザからのアクセスで画質を1080pにしてもカクついたりということはなかったので、快適に視聴できました。
動画の端っこをダブルタップして15秒送りみたいなのができないかわりに、おそらく広告はカットされている…そんな気がしているんですよね。
動画を観る前の長い広告が出てきた印象がないので、恐らくブロッカーがデフォルトで組み込まれていて、ある程度はカットしてくれているのだと思います。
一般サイトの広告についてはよく分かっていませんが、いつも使っているスマホと同程度だと思っておけばいざっていう時にガッカリしないで済むんじゃないですかね。

Fire HD8はコンテンツ垂れ流しには最強に近い

専用のOSであることを理解できれば、コスパは素晴らしいタブレットだと思います。

ベッドサイドのお供にしてもよし、通勤や通学のお供にしてもよし、お子様に与えてみてもよし

低スペック故に何に使うのか、ということを予め絞っておけば困ることはほとんど無いでしょうし、まさか1万円のタブレットで動画編集やクソ重たい3Dゲームをやるということはないと思いますし、仮にやってみようと思って動かなくても1万円ならギリギリ諦めがつく価格のはず

実際、この記事の一部をFire HD8で打ち込んでみましたが、文字を打つくらいであれば何の問題もないですね。iPadとは違って何も考えないでマウスが使えるあたりはAnndroidベース流石だなといったところでしょう。

8インチくらいのサイズ感って外に持ち出すにはちょうど良いサイズなんですよね。

10インチ以上になるとちょっと大きいし、7インチだとスマホとほとんど変わらないですし。

かといって外でバリバリに作業するような事もほとんどないので、低スペックでも問題ないコンテンツを貪るにはサイズも価格も丁度いい感じがします。

FireタブレットはAmazonのセール等々で安くなったりすることが多いですし、Prime会員であれば最初の1台なら安く買えたりする特典もあります。
自身の使い方でFireタブレットでもよさそう、という判断ができればコスパの高い買い物になるかと!
1万円そこらなので、あまりデメリットについては語りませんでしたが、強いて上げるとすれば

Amazonロゴの存在感

背面のダサさ、プライスレス。

せめて「FIRE」であれば、その背面を目撃してしまった人でも「お、缶コーヒーかな?」と思ってもらえそうなところ、最高にcoolな「amazonですからね、ニヒルな笑いもしっかりついてますからね。

恥ずかしいって言うほど他人は気にしていないとは思うのですが、そこそこの主張にはなるので気になる人はケースとかあるといいかも。1万円の品にそこまで追加費用を発生させるべきなのかかなり微妙なところではありますが、そればっかりは仕方ないですもんね。

きっと背面の問題は世代を経てもあまり変わらないだろうなとは思いますが、トータルで見れば限りなく些末な問題だと思いますので、コスパの良いタブレットが欲しい方は選択肢のひとつにしてもいいのかなと思っていますよ!