どうも、タニアリと申します。
iPhoneを初めて手にしたのは確か、iPhone 4Sの頃だったかと思います。それからかれこれ10年以上、何度も買い替えながら、ずっとiPhoneユーザーをやってきたわけです。それがついに、Galaxy S26へ。いや、別にiPhoneが嫌になったとかではないんですけどね……気がついたら手元にGalaxyがありました。
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そもそも、なんでGalaxy S26にしたの?という話
そもそもの話、僕は別にAndroidに強い憧れがあったわけではありません。iPhone 15を普通に使っていましたし、特に不満もなかったわけです。
ただね、Galaxy S26のスペックと価格を見たときに「これは……」と思ってしまったんですよ。ベンチマーク上はiPhone Proと同等か、ものによってはむしろ上回るくらいのスコアが出ていまして。にもかかわらず、価格帯としては無印iPhoneと同じくらいに収まっているわけなんですけれども。要するにコスパが、ちょっとおかしいくらいに良いんです。
「同じくらいの値段でProクラスの性能が手に入るなら、もうそれでよくない?」と思ってしまった瞬間、僕の中の物欲は止められなくなりました……。一応、S26・S26+・S26 Ultraすべてが日本向けでFeliCa対応=おサイフケータイがそのまま使える、という安心材料もありまして。Androidに乗り換えても日常生活で困らないだろう、と。
あと、これは後の章で詳しく書きますが、Androidなら「AIに手伝ってもらいながら、自分専用の小さなアプリを作って遊ぶ」みたいな使い方が気軽にできる、というのも実は大きな決め手だったりします。これについてはまた後ほど。
ちなみに僕はキャリアに楽天モバイルを使っているので、回線まわりはeSIMの再発行だけで切り替えが完結しました。ここで全然苦労しなかったので、楽天モバイルでのeSIM移行の話は別記事であらためて書こうかなと思っています。

ケーブル1本で、だいたい引き継げる時代になっていた
正直、iPhoneからAndroidへの乗り換えって「データ移行が大変そう」というイメージが強かったんですよ。10年前ならまだしも、いまだに「いやー、大変なんでしょ?」みたいな空気はあると思うんです。
ところが、です。GalaxyにはSamsung純正の「Smart Switch」というデータ移行アプリが用意されていまして、USB-Cケーブル1本でiPhoneと繋ぐだけで、写真、連絡先、メッセージ、カレンダー、設定の一部、そしてアプリのリストまでまるっと引き継いでくれるわけです。
iOS 12.0以降を搭載したiPhone(iPhone 5s以降)とAndroid 12以降を搭載したAndroidスマートフォンであれば、ケーブル接続でのデータ移行が可能です。
Samsung Japan 公式「Smart Switch」 — samsung.com/jp/apps/smart-switch/
しかも個人的に驚いたのが、アプリの自動再インストール。iPhoneに入っていたアプリのうち、Google Playにも同名アプリがあるものについては、Galaxy側がPlayストアから勝手にダウンロードしてきてくれるんです。何もしてないのに、新しい端末にいつものアプリがずらっと並ぶ……。

体感としては、初期セットアップ+移行で1時間かからないくらい。「あれ、もう終わったの?」というのが正直な感想でした。これだけ聞くと、もう何の問題もなさそうですよね。
でも「ログイン情報」だけは、別問題なんですよ
……いや、そううまくはいかなかったんです。
確かにアプリは入っている。アイコンも並んでいる。なんなら配置までいい感じに整っている。でも、いざアプリを開くと、当然ながらログインしていない状態なんですよ。だってアカウント情報は、引き継がれていないわけですから。
SNSアプリならまだいい。SNSは基本的に「メールアドレスとパスワード」だったり「電話番号でログイン」だったりするので、まぁ気合いを入れれば思い出せます。問題は、ふだんSafariの自動入力に頼り切っていたサービスたちです。
「あ、これパスワード何にしてたっけ?」が、移行直後にアプリを開くたびに発生するわけです。これがまぁまぁ面倒くさい……。アプリが揃っているのに使えない状態というのは、ある意味、何も入っていない端末より精神的にしんどいかもしれません。
iCloudキーチェーンの中身、Androidには持って行けません
そして、いちばん厄介だったのがこれ。iPhoneには「パスワード」アプリ(iOS 18からスタンドアロンになった、いわゆるiCloudキーチェーン)がありますよね。あれにログイン情報を全部任せていた人、僕も含めて多いと思うんですよ。
結論から言うと、iCloudキーチェーンの中身はAndroidには持っていけません。これはApple純正のサービスで、そもそもApple製品以外からはアクセスできない設計だからです。アプリのデータが消えるとかそういう話ではなく、構造上の話。
じゃあどうするか。現実的な選択肢は3つくらいでして。
- iPhone側でパスワード一覧をCSVにエクスポートして、Googleパスワードマネージャーや他の管理アプリにインポートする
- あらかじめ1PasswordやBitwardenなどのクロスプラットフォーム対応の管理アプリに移しておく
- 潔く諦めて、サービスごとに「パスワードを忘れた」リンクから再設定する
幸い、僕はもともとログイン情報の管理をBitwardenに寄せていました。Bitwardenはクロスプラットフォーム対応のパスワード管理アプリで、AndroidにもiOSにも同じデータが同期されるんです。なので乗り換え後にGalaxyへBitwardenを入れてマスターパスワードを叩いたら、ログイン情報がぞろぞろ復活してくれて……これは本当に助かりました。
いや、もちろん全部が全部スムーズだったわけではないですよ。Bitwardenに登録し忘れていたアカウントとか、二要素認証の再設定が必要になったサービスとかは、結局そこそこの数を手動で対応しています。それでも、ゼロからすべてのパスワードを思い出すのに比べたら、天と地ほどの差なわけです。
もしいま「iCloudキーチェーンだけで管理してます」という人がこの記事を読んでいたら、乗り換えを決めたその日に、Bitwardenでも1Passwordでもいいので、まずクロスプラットフォーム対応のパスワード管理アプリへの引っ越しを始めることを強くおすすめしたいです。本当に。
ちなみに「何が引き継がれていないか」は、Smart Switchの完了画面でも明示的には教えてくれません。アプリは並んでいるからつい安心するんですが、「ログイン情報は引き継ぎ対象に含まれない」というのは、自分から能動的に確認しないと気づけない部分です。
WAONとnanacoは、潔く使い切るしかなかった
次にハマったのが電子マネー。具体的に言うと、Apple Payに入れていたWAONとnanacoです。
「これ、Androidに移したら使えるよね?」と思っていた僕は甘かったです。結論、Apple Pay版とAndroid版(モバイルWAON/nanacoモバイル)の間で残高は移せません。これも公式にハッキリ書いてあるんですよ。
Apple PayにモバイルWAONは引き継ぐことはできません。
WAON公式「iPhoneの機種変更でお困りの方」 — waon.net
nanacoも同様で、iPhoneのApple Pay nanacoから、Androidのnanacoモバイルへの残高引き継ぎはできない仕様です。同じブランドのサービスなのに、プラットフォームが変わると別物扱いというわけですね。
仕方ないので僕は乗り換え前にコンビニで黙々と使い切りました。「あ、これ買おうかな」じゃなくて「これWAONで払えるからこれにしよう」みたいな、何を買いに来たんだか分からない買い物が数日続きました……。
これからiPhone→Android乗り換えを検討している人は、残高はチャージしすぎず、計画的に使い切ってから機種変更することを強くおすすめします。

LINEは「アプリ側の対応」さえすれば、ほぼ困らない
意外と困らなかったのがLINEです。「LINEのトーク履歴が全部消える」みたいな話を昔よく聞いた気がするんですが、最近のLINEはちゃんとクロスOS対応していまして。
iPhone側のLINEで引き継ぎQRコードを表示して、Galaxy側のLINEで読み込む。たったこれだけで、アカウントもスタンプも、ある程度のトーク履歴も移ってきました。スタンプは「再ダウンロード」が必要ですが、購入済みのものは何度でも無料で落とせるので実質困りません。
ただし1つだけ注意点でして。iPhone↔Android間の無料のトーク履歴引き継ぎは、直近14日分までです。15日以上前のトーク履歴を残したい場合は、LYPプレミアムに加入して「プレミアムバックアップ」機能を使う必要があります。普段使いの会話には困らないですが、過去ログを大事にしている人は注意が必要ですね。
電子マネーの使い方は、むしろAndroidのほうが楽かもしれない
移行の話ばかりだとAndroidに乗り換えるのが大変そうに見えますが、いざ移ってしまえば、電子マネーまわりの操作はむしろAndroidのほうが楽だなと感じる場面が多いです。
具体的に言うと、Apple Payはレジで支払うとき「サイドボタン2回押し→Face IDで認証→かざす」みたいな手順が一般的ですよね。一方でAndroid(Google Pay)の場合、画面ロックを解除した状態であれば、基本的にかざすだけで決済が完了します。
「いや、iPhoneだって慣れれば早いし」と言いたい気持ちは僕にもあるんですけれども。実際に1日かざしまくっていると、Android側のシンプルさはなかなか気持ちいいんですよ。慣れの問題ではなく、純粋に手順が1つ少ない感覚です。
もちろん、これは「画面ロック解除済みの状態で使うのが前提」という運用上の注意はあります。セキュリティとの兼ね合いはありますけど、まぁ、慣れるとこれはこれで合理的だなと。
あと、これはAndroidに乗り換えて初めて「あっ、いいな」と思った場面があるんですけれども。たとえばコンビニのレジでポイントカードを提示するとき、Androidならアプリでポイントカードのバーコードを画面に出してピッと読んでもらって、そのままスマホを離さずに、そのタッチで決済まで完了できるんですよ。アプリを閉じてApple Payを呼び出して……みたいなワンクッションが要らないわけです。これがね、地味なんですけど、本当に楽なんですよ。
実はこれが本音の決め手。AndroidはAIと一緒に自分専用アプリを作って遊べる
第2章では軽く触れる程度にとどめましたが、実はここが、僕がiPhoneをやめた本音のいちばんの決め手だったりするんです。
最近ね、AIにコードを書いてもらいながら自分専用の小さなアプリを作る、みたいな遊び方が本当に気軽にできる時代になりました。「ストアで売るぞ!」とか「みんなに配信するぞ!」みたいな大それた話ではないんですよ。自分の生活がちょっとだけ便利になる小さなツールを、自分のためだけに作る。そういう使い方が、AIのおかげで一気にハードルが下がったわけです。

で、ここでAndroidの強さが効いてくるんですよ。Androidアプリの開発環境であるAndroid Studioは、Windows・macOS・Linux・ChromeOSのどれでも動きます。いま手元にあるPCがWindowsであっても、何も気にせず開発を始められて、作ったアプリは自分のGalaxyに直接インストールして試せるわけです。
一方iOSはというと、原則としてMacが必要です。Xcodeという開発ツールがmacOS上でしか動かないので、Windowsユーザーは……まぁ、iPhoneアプリの開発に手を出すことすら許されないわけです。これは別に意地悪をしているわけではなく、Apple側の方針上そうなっているという話なんですが。
「自分専用にちょっとしたものを作って、自分のスマホで気軽に使ってみたい」。この欲を、いまの時代はAIがかなりの部分まで叶えてくれる。であれば、そのアプリを実際に動かせる環境のハードルが低いほうが、絶対に楽しいわけです。それを考えたとき、僕の中ではAndroidがすごく魅力的に見えたんですよね。Galaxy S26は、半分くらいその遊び場として手に入れた、という側面が確かにあります。
iPhoneが嫌になったわけじゃないけど、Androidでもよかった
結局のところ、iPhoneからGalaxy S26への乗り換えは「思ったより簡単」で、同時に「思ったより面倒くさい」というのが正直な感想です。データそのものはケーブル1本でほぼ来ます。でも、ログイン情報と電子マネーの2点だけは、自分で計画的に準備しないと痛い目を見るわけです。僕はBitwardenにしておいたおかげでログイン地獄は回避できましたが、これがiCloudキーチェーン一本だったらと思うと、想像するだけでなかなかしんどいです。
個人的にはAndroidでも全然不便を感じないですし、iPhoneに戻りたいかと言われると、いまのところは特にそうでもないなぁ……という感じです。冒頭にも書きましたが、iPhoneが嫌になったわけでは決してないんですよ。「iPhoneでなければダメな理由」が、いつの間にか自分の中になくなっていたという、それだけの話で。
もしいま、iPhoneユーザーで「Androidも気になっているけど、面倒くさそう」と思っている方がいたら、パスワード管理のクロスプラットフォーム化と、電子マネーの残高使い切りだけ先にやっておけば、あとは思ったよりずっと簡単ですよ。それでは皆さんも、ぜひ良い乗り換えを……。
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