どうも、タニアリと申します。
みんな大好きiPadの新作が先日発表されましたね。(遅い)
iPad Proのデザインに寄せて、最新のチップをいち早く搭載させた注目度の高い「iPad Air 第4世代」と、最安値で信者になる入口の門的な存在である「無印iPad 第8世代」。
世の中はiPad Airにばかり注目しているような気がするのですが、今回登場のハードウェアの中で一番ヤバいのは恐らく無印iPadであると信じて疑いません。
値段と性能のバランスが、完全にいい方向に壊れているといってもいいです。
メインマシンとするにはiPadという端末の性質上、難しいと言わざるを得ないものの、サブ機としての導入やお出かけ用端末として使用するには、もう他の製品は考えられないくらいのタブレットです。
色々触ってみて、2020年の買い物で最も満足できる製品になりました。
実際に購入して1年ほど経過し、アプリ中心に使い方を振り返ってみた記事もあります。
単純に欲しい
私はiPad Pro 2018年モデルを所有しておりまして、まったくマイナスな印象を抱いておりませんが(12.9インチなのでデカいってことくらい)、普通に買い増ししたい。
” iPad 第8世代(2020) “にはお値段以上の性能が詰まっている
まずは「iPad 第8世代」の容量と価格を確認します。
- 32GB 34,800円
- 128GB 44,800円
使い方は人それぞれなので何とも言えないところではありますが、写真を保存したりせず、iCloud等のクラウドストレージを利用するのであれば32GBで十分だと私は考えます。
私はiPadはあくまでパソコンのサブ機、サポート機という位置づけで使用しているから…という理由ですが、iPad Proもストレージは最下位の64GBで、約2年使って26.5GBしか使用していません。割り切って使用用途を決めればストレージは極小でもなんとかなるものですし、そもそもiPadのローカルにデータを保存するなどという事は考えないのです、それが割り切りなのです。
容量はともかく性能はどうなんだ、といいますと。
「iPad 第8世代」には「A12」チップが搭載されています。いわゆるCPUっていうやつですね。
じゃあ「A12」チップはどの程度の性能なんだというのは、言葉にするのは難しいので同様のチップを使用している製品で見てみようというのが上記の図です。
なんと、「iPad Air 第3世代」や「iPad mini 第5世代」と同様のチップになったわけですね。前世代は「A10」チップだったので、一気に前戦で戦える力を有したといっても過言じゃない。なんといっても現時点で最新モデルが搭載しているチップと同じチップなのだから!
そのうえで、容量こそ違うものの「iPad Air 第3世代」の価格.comで見る最安値は55,220円(記事作成当時)なので、そのコストパフォーマンスの高さが伺えます。
ちなみにですが、私は「iPhone X」を10万円近く出して購入、今もなお現役バリバリのメイン機として使っています。特に不満はないものの、その性能を凌駕する端末が4万円以下で登場するっていうのは、かくも残酷なもので…。
iPad Air 第3世代 と iPad 第8世代 の戦い
まったく同じチップ「A12」を搭載した両機種。
価格の違いはあれど、果たして何が違うのか。買うべきはiPadなのか、整備品のiPad Air 第3世代なのか。
というのも、両者の見た目はほとんど一緒です。お値段はだいぶ現時点では違いますが。
恐らく2台とも並べられてもパッと見ただけでは判別することは困難でしょうね…っていうくらい似ているというか、同じというか。
というわけで、個人的に気になる部分を比べてみます。
# | iPad Air 第3世代 | iPad 第8世代 |
高*幅*厚(mm) | 250.6*174.1*6.1 | 250.6*174.1*7.5 |
重量(Wi-Fi / g) | 456 | 490 |
画面サイズ(インチ) | 10.5 | 10.2 |
解像度 | 2224*1668 | 2160*1620 |
ディスプレイ | 対指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング 広色域ディスプレイ True Toneディスプレイ |
対指紋性撥油コーティング |
バッテリー | 10時間 | 10時間 |
フロントカメラ | 7MP | 1.2MP |
Touch ID | 第2世代 | 第1世代 |
こう比較してみると結構な違いというか、コストダウンのために省かれている機能があるなーという感じでしょうか。
特にディスプレイは機能数だけで見ればだいぶ貧弱で、液晶とパネルの間はとっても隙間が空いているし、反射をいとわないグレア液晶ですし、周りの照明に合わせて画面のホワイトバランスを自動で調整しません。
フロントカメラも昨今ではZoomなどを使用したオンライン会議で需要がありそうで、Macbookシリーズと数字上は同等っぽいです。あっちも大して綺麗じゃない。
TouchIDはホームボタンが物理的に沈み込むかどうかで、iPad 第8世代は沈み込むボタンです…と。
安い要因はこのあたりにあるのですが、用途によってはこれらは不要になり得る訳です。ていうか、気になる・必要であるという場合には上位モデルを買えばいい訳です。
逆に「ディスプレイがチープ(というか前世代的)」であることだけで、お求めやすいお値段で高性能なタブレット端末が手に入ってしまう…。いい時代になったものです。
最強のサブ機となり得るマシンに、何をさせればいいだろう
もはや「ネットブック」という言葉、機種が廃れてしまったと思うのですが、つまりはネットを見るくらいの用途として、廉価で最小構成なノートパソコンのことを、かつては指した言葉です。
今の時代ではそれがスマホに当たるんだろうなぁ…と思いつつ、結構な高スペックであることを活かしながらどんな事ができるだろうと考えてみます。
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インターネット閲覧
メインのパソコンがWindowsであっても、FireFoxやGoogleChromeを使用していればブックマーク
共有も可能で、同じアカウントでログインされていれば、パソコンで開いているタブをiPadで引き続き閲覧も可能です。
YouTubeをはじめ、NetFlixやhulu、Amazonプライムビデオなどもそのパワフルな性能をもってとてつもなく快適でしょう。 -
メール
プリインストールの「メール」アプリを使ってもよし、「Gmail」等のアプリを使ってもよし。
昨今、プライベートでメールを送付するってないなぁ…という使い方ですが、ネットとセットで慣用句ですからね。 -
オンライン会議
フロントカメラはイマイチ…とお伝えしましたが、そもそも画質がすごい重要というわけでもないんですし…ということで。使っている間はパソコンは完全フリーなので、内職だってやり放題。
弱点があるとすれば、Webカメラとかで画質向上を図れないという部分でしょうか。 -
電子書籍
32GBでも、電子書籍なら結構保存しておけると思うんですよね。
10インチオーバーなので、本はかなり読みやすいと思います。雑誌を読むには少し小さいかなと思うものの、スマホよりははるかにマシなはず。漫画なら見開きでもいける。 -
書類作成
Apple謹製のオフィスソフトを使用するもよし、GoogleドキュメントやOfficeオンラインを使用することで書類の作成が行えます。ただ、これらで作成したファイルは普通にOS上で使うOfficeで開くと体裁が崩れていたりするので、お仕事で利用される際には下書き程度に留めておくのがいいかと思います。
プライベートで使用する分には必要十分ですね。 -
電子メモ
高価(1万円)なApplePencilを使用することで、他の追随を許さないレベルで最高の電子メモとして働くことでしょう。フルラミネーションディスプレイではないので、ペン先と実際の反応箇所にギャップがあるため、イラストは難しい(と言われている)かなと思いますが、ちょっと気分転換に描くとか、ノート取りにイラストを利用する場合には必要十分でしょう。
ちなみにLogicoolのクレヨンはそんなに安くなく、差額が1,000円くらいしかないため、買うのであればApplePencilや、サードパーティのスタイラスペンでも5000円くらい出せばかなり快適に使用できるものがありそうです。(私によるYouTube調べ) -
ゲーム
大きい画面でやるゲームはいいぞぉ…と、すべてのゲームに当てはまるものではないと思いますが、PUBGのようなFPSゲームは相当有利なのではないでしょうか。YOUTUBEでも該当のゲームがサクサク動作しているようだったので、iOS(iPadOS)用ゲーム機としてみんな買おう。
もちろん、128GBを買ってバリバリメインで使っても問題ない性能を秘めています。動画作成や写真のレタッチ等々、いろいろな処理性能要求アプリを使っても動作しっかりします!っていう動画たくさん上がってました!
そういうポテンシャルが元々あるので、使い方はいくらでもあると思うんですね。
それこそ電子メモから派生してシステム手帳のように使う方法もあるでしょう。どちらかといえばiPad miniの使い方のような気もしますが、結局大きいは正義なのでね?(正義の定義は個人の中にある)
iPad 第8世代の可能性をひたすらに考えたい
超ライトなiPad大好きユーザとして、この廉価なiPad 第8世代がどれだけ使えるのか…。
私が現在所有するiPadは約13インチで600gを超す重さ。元々外に持ち出して使う想定ではなかったので問題こそないのですが、いざ時間潰しにKindleしたいから持って行こう…となると、その大きさと重さで心理的ブレーキが半端ないんですよね。
そこにきてサブ機(サブのサブ)として長く活躍できそうなiPad 第8世代の登場で、私の心は大変揺らいでおります。
iPadを2台も持つことが、果たして凡人に許されるのであろうか。
熟慮を重ね、私はまず記事を買いて気分を落ち着けることにしたのです。
落ち着いた…ていうか買ったわ
そして気がついたらiPad 第8世代 32GB が手元にあるじゃないですか…。気分を落ち着かせ、極めて冷静にポチっていたということなんですね…。
iPad Air はもうiPad Pro寄りなクリエイター機になってきております。
デザインに惚れたとか、ストレージとしても運用したいとか、とにかく大きいサイズがいいんだ!というのがなければ、かなりの方は無印で必要十分…というくらいにマジで性能高いです。(流石に32GBモデルは考えて選ばないと後悔しそうですが…)
この先長く使える、コスパ最強のタブレットはiPad 第8世代です。次世代iPadが出るまでまだまだ時間もかかりそうですし、発売したての今こそ買い時、ポチり時です。
なんやかんや使ってたら若干動きが遅くなってきたっていうだけの記事もあります。