どうも、タニアリと申します。
「食に関する贅沢」といえば、皆さん何を想像されますでしょうか。
- 夜景がきれいなレストランで食べるディナー
- ホテルのビュッフェで好きなものを好きなだけ食べる
- 昼からビールを飲んで、おつまみを食べる
あるいは、「自宅で材料費も時間も度外視してつくる多品目の料理」。
僕はあまり外食が好きじゃないので、どんなに簡単なものでもいいから家で食べたい人なんですが、最近になって贅沢な食事は自宅で作る“自炊”にこそあるなぁ、と思ったのです。
今日の記事はそんな話。
ご飯作ってもらったら、それには最大限の感謝をしなくちゃいけないね!
そもそも“贅沢”とは何ものなのか
“贅沢”とは、
ぜいたく【贅沢】
( 名 ・形動 ) スル [文] ナリ
① 必要以上の金や物を使う・こと(さま)。 「 -な食事をとる」② 金・労力などを多くかけている・こと(さま)。 「 -な建物」 「布地を-に使って仕立てる」③ その人物の立場に比べておごっている・こと(さま)。 「 -な悩み」 「君にこの服は-だ」[派生] -さ ( 名 )
今回のテーマ的には①と②が該当しそうですね。
こと現代においてはほとんどの場合でお金に対して贅沢という言葉が使われていると思います。
もしくは「〇〇を贅沢に使った」といったような、価値あるものを惜しまず使うような言い方もあるでしょう。
そこから考えれば、確かに高級なディナーや食べ放題のビュッフェは極めて贅沢な食事と言えるでしょう。
昼間からビールは金銭的には大したことないですが、必要以上という点においては贅沢であると僕は思います。
外食が“贅沢”たり得ない理由
ものすごく単純に申し上げて、
金で解決するからです。
明快ですもんねー!
お店に足を運ぶ労力は必要ですが、ついてさえしまえば後は席について注文、待ってるだけで料理が運ばれてくるんですよ。
お金に関して言えば高いものには高いなりの理由があるわけですが、以下にお金を払っていると思えば妥当じゃないですか?
- 材料費
- 食事場所の使用料
- 食器の使用料
- 料理作成費用
- 配膳サービス料
- 食器洗い量
- 料理作成から片付けまでに発生した光熱費
これらを全部やってもらっている上で、美味しい料理が食べられるとなれば、お金を払うことは至極当然ですよね。
普通に考えたら自分でやるのがめっちゃ面倒くさいことを、人にやってもらってるんだから対価は必要じゃないですか。
お金を払う=当然。
だからこれは贅沢じゃないんです。
自炊が“贅沢”である理由ってなに?
自分で作る場合、ボーっと待ってるだけでは料理って出来上がりませんよね?
家族の誰かが作ってくれたり、友人が作ってくれる場合でも、待ってれば出てくるものではありますが、作ってくれた事に対しての対価をお金で支払うことってないですよね。
外食する時はおおむね、以下の労力が必要でしょう。
- お店まで行く
- 席について注文する
- 料理を食べる
- お金を払う
- 家に帰る
これが家で食べる(自炊)となると・・・
- お店まで材料を買いに行く
- お金を払う
- 家に帰る
- 食材を切る等の準備を行う
- 調理を行う
- 料理を食べる
- 後片付けを行う
簡単にリストアップしただけで金で解決したくなるこのかんじ。
自炊は確かに外食と比べればお金はかかりません。
お母さんが作ってくれたりする時も、手間賃を要求されたりはしませんもんね(そういうご家庭もあるかもしれませんけど)。
とにかく贅沢であるのは、時間をたくさん使うことなのです。
「時は金なり」ですから、自炊はもの凄い見えないお金がかかってる
例えば、僕は同居人がどうしても「ハンバーガー食べたい!」というので、作ったんです。
バンズがなくてロールパンになっちゃったんですが、買い物もそこそこして、ハンバーグも自分で捏ねて、ポテトフライも小麦粉つけて揚げて・・・とかやってたんです。
マクドナルドとかでバリューセットを頼むと今だと平均700円くらいですかね? 地域差はあるとは思うんですが、多分それくらいだと思うんです。
2人前の材料費を簡単にあげてみると、
- たまねぎ:1個/32円
- アボカド:1個/158円
- ロールパン:2個/108円
- 合いびき肉:200g/228円
- スライスチーズ:2枚/45円
- レタス:葉3枚/40円
- じゃがいも:3個/118円
- 揚げ油:200ml/170円
- その他塩とか小麦粉とか/100円
- 光熱費:20円
合計 974円/1人前 510円
パティも玉ねぎ込みにはなりますが、クォーターパウンダーくらいのボリュームありますからね。
お値段だけで、マクドナルドと勝負すればかなりの破格であることは間違いない。
ここで考慮するのが時間ですよね。
買い物から洗い物まで含めると、今回は2時間はこのハンバーガーに使ったことになります。
僕の2時間がどの程度の価値かは知りませんが、「手取り7万円」なので、これで計算してみます。
- 70000円÷160(8時間×20日勤務)=437.5円
- 437.5円×2時間=875円
という結果に。
そして1人前のハンバーガーのお値段も510円から947円にパワーアップ!
まったく同じものを作ったわけではないので、完全に比較はできないにしろ、自炊の価値って、実はものすごく高くて、ものすごく贅沢。
まとめ!自炊する人は自分を褒めて、作ってくれる人には最大限の感謝を
だって日々、贅沢のためにたくさんの時間と労力を割いたり、割いてくれたりしてるんですもん。
自炊の人は自分をほめましょう。めっちゃ頑張ってますよ!
作ってもらえてる人は、その人に感謝を示しましょう。すごい贅沢なことなんですよ!
- 外食はお金で解決。手間も労力もゼロ
- 自炊は金額こそ安く見えるけど、手間と労力をお金に換算したら割高になる
- だからこそ、自宅の飯は最高なんだ
なんか勢い余って自分の嗜好を結論に持ってきてしまいましたが、自炊は最高の贅沢って事なんです!