コンプレッサー式除湿機を買ってよかった話。YAMAZEN YDC-H601 レビュー

生活
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どうも、タニアリと申します。

赤ちゃんが生まれてから、室内の湿度というものが急に気になり始めました。もともと「湿度が高いと不快だな」という感覚はあったんですが、自分だけなら多少の不快感は我慢できるわけで。子どもができると、そうはいかなくなるんですよね。赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えてあげたい、という気持ちが一気に強くなりまして。

ベビーに適した湿度は50〜60%と言われています。下回ると風邪ウイルスが活性化しやすくなり、上回ると肌トラブルやカビのリスクが高まる……極めてピーキーな生き物なんですよ、赤ちゃんって。しかも室温も同時に管理しないといけないので、「湿度は高いけどそこまで暑くない」という一瞬しか来ないタイミングをどう乗り越えるか、というのが今回の課題でした。

ある夜、寝室の湿度計を見ると70%を超えていたんですよ。エアコンはつけているのに、なかなか下がらなくて。室温がそこまで高くなかったので、エアコンが「もう設定温度に近いし、そんなに動かなくていいか」という判断をしてしまっているわけです。赤ちゃんが寝ている横で、湿度だけがなかなか下がらない……という夜が、除湿機を本気で探すきっかけになりました。

エアコン任せでは「湿度を狙ったところにキープする」という点で限界があって、除湿専用機の導入を真剣に検討し始めた、というのが今回の話の出発点です。

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エアコン除湿だと、湿度はあまりコントロールできない

赤ちゃんに最適な湿度は50〜60%。ウイルス抑制・肌トラブル防止

除湿機を買う前は、エアコンの除湿モードでどうにかなると思っていたんですよ。「ドライ運転」とか「除湿モード」とか、リモコンにボタンがありますよね。あれをオンにすれば湿度が管理できるんじゃないかと。でも実際に使い込んでいくうちに、なんかこれ……「思い通りに動いてくれていない」という感覚が積み重なっていきました。

そもそもエアコンの除湿機能って、冷房の「副産物」として水分を除去する仕組みなんですよね。空気を冷やすと結露が起きて水分が取り除かれる、というやつです。エアコンも除湿機も基本的な原理は同じで、コンプレッサーで空気を冷やして結露させるという点は共通しています。つまり「除湿するためには、まず冷やさなければいけない」という前提がある。

そして、エアコンには「設定温度に達すると冷房運転を停止する」という挙動があります。設定温度まで冷えたら仕事完了、ということになる。冷房が止まれば、当然ながら除湿も止まるわけです。

「室温はそこまで高くないけど、湿度だけが高い」という状況がありますよね。梅雨の夜間とか、雨が続いている日の朝とか。そういうタイミングでエアコンをつけると「設定温度にはもう達してるしそんなに動かなくていいか」みたいな判断をされてしまって、湿度が全然下がらない……ということが実際にありまして。

もう少し具体的に書くと、こういう状況です。夜、室温は27〜28度くらい。エアコンを26度設定でつける。すると室温はわりとすぐ設定温度近くまで下がる。でも湿度計はまだ70%を超えたまま。エアコンは「もう設定温度に達したから、そんなに頑張らなくていい」という状態になる。仕方なく設定温度を下げると、今度は「寒い」。25度設定で「湿度が高い」、24度設定で「寒い」……というなんとも悩ましいループにはまります。

この感覚、僕だけじゃないと思うんですよ。赤ちゃんがいる前から「エアコン除湿って微妙だな」という感想はあって、ただ自分だけなら多少の不快感は我慢できるわけで、流していたんですよね。でも子どもが寝ている部屋でこれをやると、「快適な湿度にしたい」「でも寒すぎてもいけない」という両立が途端に難しくなってくる。エアコンの除湿に限界を感じ始めたのは、このへんからでした。

要は、エアコンは室温の管理に特化した機器なので、湿度を独立してコントロールしようとすると限界があるわけです。「室温は今のままでいいから、湿度だけ下げてほしい」というニーズには基本的に応えてくれない。

ちなみに、高機能なエアコンには「再熱除湿」という機能があって、室温を下げずに湿度だけをコントロールできるものもあります。いったん空気を冷やして除湿した後、その空気を温め直して室温を維持するという仕組みで、これを聞くと「それがあれば除湿機いらないじゃん!」となりますよね。

なるんですが、これが搭載されているのはミドル〜ハイグレードのモデルが中心で、エントリーモデルにはほぼついていません。「再熱除湿目当てで上位機種に買い替える」という選択肢もなくはないんですが、赤ちゃんが産まれてすぐのタイミングで、エアコン買い替えに10万円以上を投じるのは……さすがに難しいです。お金の使い道はほかにたくさんあるわけで。

エアコン自体は「冷やす・温める」という本来の機能や、お手入れのしやすさで選ぶものですし、除湿のためだけに買い替えるという選択肢は現実的ではありませんでした。値段を調べてすらいない、というのが正直なところで……。というわけで、除湿は除湿機に任せる、という役割分担に落ち着きました。

コンプレッサー式にした理由、というか比較した結果

コンプレッサー式(夏に強い・省エネ)とデシカント式(冬に強い・音が静か)の比較

除湿機を選ぶとき、最初にぶつかったのが「どの方式にするか」という問題でした。「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」の3種類があって、正直最初は何がどう違うのかよくわからなかったわけです。でも調べていくと、方式の違いが「どういう使い方に・どの季節に向くか」をほぼ決めてしまうくらい大事な選択肢だとわかってきまして。

コンプレッサー式は、前の章で話したエアコンと同じ原理——空気を冷やして結露させて、水を集める仕組みです。気温が高いほど空気中の水分が多く、結露が起きやすくなるため、夏場に除湿能力がグッと上がる特性があります。そして消費電力の効率が高い。同じ量の水分を除去するのにかかる電力が、後述のデシカント式と比べてかなり少ない。ランニングコストを重視するなら、まず候補に上がる方式です。

弱点もあります。コンプレッサーが空気を冷やして結露させる仕組みである以上、気温が低い環境では結露が起きにくく、除湿能力が落ちます。冬場や室温10度を下回るような環境では、除湿効果がほぼ期待できないこともあります。「梅雨と夏だけ使えればいい」なら問題ありませんが、「冬の窓の結露対策も兼ねたい」という用途には向いていません。

デシカント式は、乾燥剤(ゼオライト)で水分を吸収し、ヒーターで加熱して水に変える仕組みです。気温に左右されにくいため、冬場でも安定した除湿ができます。年間を通じて使いたい人、とくに冬の結露が悩みという方にはこちらが向いています。ただし、ヒーターを使うぶん消費電力がコンプレッサー式の約3倍ほどになります。夏場に何時間もつけ続けると電気代が積み上がりやすく、ヒーターの発熱で室温も上がりやすいという特性があります。

ハイブリッド式は、コンプレッサーとデシカントを両方搭載し、季節や状況に応じて自動で切り替える方式です。夏はコンプレッサー式として動き、冬はデシカント式として動く。一台で年間対応できるのは魅力ですが、本体価格が4〜5万円以上のモデルが多く、単体機種の2〜3倍近くすることもあります。

この3択を自分の用途に当てはめると、答えはすぐ出ました。目的は「梅雨〜夏場の寝室の湿度管理」です。冬場に除湿機を使う予定は特にないし、洗濯物を室内干しで乾かしたいという需要もない。コンプレッサー式の弱点である「冬場の性能低下」は、そもそも困らない用途なので許容範囲内でした。であれば、電力効率が最も高いコンプレッサー式が自分の用途には一択という結論になります。

次は「どの製品にするか」でした。最初に候補として目を向けたのが、シャープのプラズマクラスター搭載除湿機でした(参考リンク)。うちの空気清浄機がシャープ製なので、自然と同ブランドが候補に上がってきたんですよ。「除湿しながら空気もきれいにできるのでは」という期待もありました。

ただ比べてみると、YDC-H601より6,000円ほど高い。プラズマクラスター機能については、空気清浄機がすでにある以上、除湿機にも搭載されている必要性が薄い。タンク容量もYAMAZENのほうが大きい。差額6,000円を払ってプラズマクラスターを得る代わりにタンク容量で劣る、という組み合わせになるわけで……選ぶ積極的な理由がないという結論になりました。

「コンプレッサー式がいい」という情報はどこでも出てくるんですが、「どのくらいいいのか」を数字で確かめたくなってAIに算出してもらいました。電力単価27円/kWh・1日8時間稼働を前提に、本体代+夏・梅雨4ヶ月(120日)の電気代を合算したトータルコストで比べてもらいました。

方式本体(目安)4ヶ月の電気代4ヶ月の総費用コスパスコア
(1万円あたり除湿量)
コンプレッサー式約27,500円約5,400円約32,900円🎯 7.67 L/万円
デシカント式約20,000円約16,100円約36,100円6.99 L/万円

「1W(定格消費電力)あたり1日で何mL除湿できるか」というスコアはコンプレッサー式が35.0 mL/W、デシカント式が11.7 mL/W——電力効率だけで約3倍の差があります。AIに計算させたら「圧倒的にコンプレッサー式がお得」という出力が返ってきまして……甘美な響きだと思いました。スコア算出の本体価格・電気代はAIが当て込んだ平均値なので今回購入したYDC-H601の実数値とは異なりますが、本体代と電気代を合わせた実質コストで見ても、夏場の稼働においてはコンプレッサー式が有利——という確信を持って選べました。

除湿能力は、正直予想以上だった

YAMAZEN YDC-H601 衣類乾燥除湿機の本体前面。底部にキャスターが見える

YDC-H601のスペックをまず整理しておきます。除湿能力は5.0〜6.0L/日(東日本50Hz / 西日本60Hz)で、対応面積の目安は鉄筋コンクリートで13〜14畳まで、木造住宅では6〜7畳まで。この「木造6畳」と「RC13畳」という差が結構大きくて、同じ機種でも使う住居の気密性や断熱性によってずいぶん実力が変わってくるわけです。うちの寝室は鉄筋コンクリートの6畳なので、スペック上はRCの対応畳数の半分以下という、かなり余裕のある使い方になります。

実際に動かしてみると、予想以上に効くんですよ。最初につけたのは湿度70%を超えた夜で、「とりあえず動かしてみるか」くらいの気持ちだったんですが……電源を入れてしばらくすると、湿度計の針がじわじわと下がり始めまして。約1時間後には50%前後まで落ちていました。細かく計測していたわけじゃないので数値の正確さは保証できないんですが、1時間で20ポイント近い低下という感触は、かなり頼もしかったです。

もう少し掘り下げると、「70%台と50%台の差」というのが体感として思ったより大きかったんです。70%というのは、汗ばんだまま乾かない感じ、空気がまとわりついてくる感じ。それが50%台に下がると、肌が空気から分離しているような、サラッとした感触に切り替わる。エアコンで室温を下げているのに「なぜかじっとり不快」という夜と、そうでない夜の違いが、湿度の数字に正直に出るんですよね。赤ちゃんが寝ている部屋でこの差が出てくれるのは、かなりありがたかったです。

湿度の設定については、本体のパネルで40〜70%の範囲を5%刻みで指定できます。今は50%に設定して運用していますが、この設定だと湿度が50%を超えたときに自動で運転が始まり、下がってくると弱まる、という動きをしてくれます。常に全力で回り続けるわけじゃないので、タンクの水の溜まるペースも緩やかになるし、電力的にも多少セーブできているはずです。

もうひとつ実感したのが、4.5Lというタンク容量の余裕さです。8時間ほど連続運転しても満タンにはなりませんでした。仮に1日の除湿量が5L(スペック通り)だとして、8時間は1日の約3分の1。単純計算で1.7L前後しか溜まらないので、4.5Lのタンクには十分な余裕があるわけです。これがタンク2〜3Lの機種だと夜間8時間で満水になるパターンが出てくる。満水停止すると除湿が途中で止まってしまうので、夜間運転を前提に選ぶなら容量は重要な数字です。

なお、これを書いているのは梅雨前後のタイミングなので、7〜8月の本格的な湿度シーズンがどうなるかはまだわかりません……。「RC6畳に対して余裕ある使い方」とはいえ、真夏のピーク時には今と話が変わってくる可能性もある。引き続き確認しながら使っていきたいと思っています。

音はうるさい。ただ、それが思わぬ効果を生んだ

正直に書いておきたいんですが、動作音は結構大きいです。コンプレッサー式除湿機は、コンプレッサーが動く低めの振動音と、ファンが回る風切り音の2種類が混ざって出てきます。扇風機の弱運転よりは少し大きい、静音タイプのサーキュレーターより確実に大きい、というイメージです。「除湿機が動いているな」という存在感は、部屋の中で普通に感じます。

YDC-H601に「おやすみモード」のような静音設定はありません。LEDインジケータの光が消えるような機能もないので、就寝中もそのままの状態で稼働し続けます。運転モードは弱(通常)と強(衣類乾燥)の2択で、夜間は基本的に弱モードで使っていますが、それでも静かとは言えません。強モードに切り替えるとさらに音量が上がります。

音に敏感な方が「夜間も除湿しながら快適に眠りたい」という目的でこの機種を選ぶのは、正直難しいと思います。「快適な湿度で寝たいのに、音が気になって寝られない」となると本末転倒ですよね……。そういった用途なら、デシカント式のほうが一般的に運転音が静かなので、方式の選択から含めて再検討する価値があると思います。

ただ、我が家の場合はこれが結果オーライになりました。

赤ちゃんの睡眠に「ホワイトノイズ」が効果的だという話があります。扇風機や雨音のような定常音が、突発的な物音をマスキングして赤ちゃんが起きにくくなる、というやつです。人間の脳は「変化」に反応する仕組みになっているので、無音に近い環境では小さな物音でも目が覚めやすい。逆にある程度の定常音があると、突発音がそのノイズに埋もれて気になりにくくなる——これがホワイトノイズの仕組みです。専用のホワイトノイズマシンやアプリも普及していて、育児世代にはわりと知られた方法ですよね。

除湿機のホワイトノイズ効果。生活音をかき消し赤ちゃんの安眠をサポート

YDC-H601の運転音が、これとほぼ同じ役割を果たしているんですよ。コンプレッサーとファンが混ざった定常音が部屋に敷かれている状態で、赤ちゃんも、隣で寝ている親も、普通に眠れています。除湿機をつけ始めてから、廊下を歩く音や扉の開閉くらいでは赤ちゃんが起きにくくなった気がしています。以前は夜中にそういった生活音で起きてしまうことが気になっていたんですが、今はそこが随分ラクになりました。

あとから思えば、空気清浄機がホワイトノイズ代わりになるという話はよく聞きますよね。コンプレッサーとファンが出す定常音が突発音をマスキングするという意味では、除湿機も空気清浄機も原理は同じで。うちにはシャープの空気清浄機がありますが、除湿機の音のほうがボリュームとしてはやや大きく、マスキング効果もより感じます。

実はうちにはすでにホワイトノイズ専用のマシンも置いているんですが、これが本体にわずかにLEDが光るタイプで……今の季節は暗い部屋でぼんやり光を出すだけの置き物になっています。音の面では除湿機がカバーしてくれているので、ホワイトノイズマシンの出番が実質なくなってしまっているわけです。棚ぼたというか、想定外の副産物でしたが、赤ちゃんが安定して寝てくれているのでまあ良しです。

僕自身は「少し音が気になるな」と思う夜もゼロではありません。ただ、それよりも「赤ちゃんが安定して寝てくれている」という現実のほうが圧倒的に大事で、その天秤はどう考えても赤ちゃん側に傾いています。音がうるさい=デメリット、と言い切れないのはこういう事情からです。

正直なところ、気になった点もある

デザインはシンプルで洗練されていて、外観の不満は特にありません。サイズ感も購入前に確認して問題なかったです。ただ、使ってみて気になった点が3つあります。

ひとつは、タンクの蓋に水滴がついてしまうことです。本来なら蓋は乾いたままのほうがいいわけで、「水がついているな」という気持ちになるのは確かです。ただ、よく見るとこれも見越した設計になっていまして……蓋には水滴をタンク内に落とすための穴が空いているんですよ。おそらく蓋に水が溜まることは設計段階から想定済みで、それを逃がす構造が備わっているわけです。

穴がなかったとしても、仕切りの構造によって外にこぼれ出さないようにはなっています。なので実害はほとんどなく、「理想は蓋が濡れないことだけど、まあそういう仕様なんだな」と割り切れる範囲かなと思っています。タンクが4.5Lで排水頻度が少ないぶん、気を遣う回数も多くはないですし。

YDC-H601タンクの蓋の裏面。オレンジ丸で示した穴が水滴をタンク内に落とす構造

もうひとつは重さで、仕様では10.8kgとあって……購入前にちゃんと確認していなかった僕が悪いんですが、届いたときに「思ったより重い」となりました。ただこれも、使い始めてからは実害ほぼゼロでした。本体の底にキャスターがついていて、押せば床を滑るように移動できるんですよ。これが結構滑らかで、部屋の中で向きを変えたり位置を微調整したりするのは全く問題ないです。

重さが鬱陶しいのは、受取時と開封時だけ。使い始めてしまえば持ち上げて運ぶ場面はほぼ発生しないので、実利用においてはマイナスの影響はないと感じています。

みっつ目は設置場所の制約です。除湿機は部屋の中央に置くと効果的とされています。

部屋全体を除湿したいときは部屋の中央に設置すると効果的です。中央に置くと不便な場合は壁や窓などからある程度距離をとり、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させましょう。

三菱電機 くらしのレシピ — 「除湿機を効果的に使うには」

我が家でもなるべく部屋の真ん中に置こうと頑張りました。ただ、寝室はベッドやら扇風機やらで周囲を囲まれた状態なので……その結果、ベッドへの動線がきれいに死にました。毎晩乗り越えるか回り込むかしないといけなくて、いつかケガしそうな気はしています。効果のためと言い聞かせています。

寝室の配置図。除湿機をベビーベッドとダブルベッドの間に設置したため、ベッドへのアクセスが困難に

コンプレッサー式除湿機、¥14,800で買ってよかった

YAMAZEN YDC-H601の操作パネル。タイマー・風量・チャイルドロック・湿度設定・モード・電源の6ボタン構成

楽天のスマイルセールで¥14,800で購入しました。梅雨入り前のタイミングで「セールのうちに」と背中を押してもらった感じです。コンプレッサー式除湿機は安いもので7,000〜8,000円台から、上を見ると3万円以上まで幅があります。¥14,800はその中間より少し上の、「機能を絞ってコストを抑えた実用機」というポジションです。

この価格帯でYDC-H601を選んで正解だったと思うのが、4.5Lのタンク容量です。この価格帯のコンプレッサー式除湿機は2〜3Lのタンクが標準的で、4.5Lはワンランク上の容量感です。比較候補のひとつだったAmazonベーシックの除湿機(参考リンク)はタンクが2Lで、容量は半分以下。夜間8時間つけっぱなしにしても満タンにならない余裕は、夜間運転を前提に選んだ身としてはかなりポイントが高かったです。

ただ、タンクに水が4.5L溜まった状態での重さは単純に4.5kgを超えます。排水のために洗面所まで運ぶときはそれなりに重いので、「大容量タンク=排水時も重い」というのはトレードオフとして覚えておいてください。

操作については、シンプルすぎるくらいシンプルです。湿度を40〜70%の範囲で5%刻みに設定して、運転モードは弱(通常)と強(衣類乾燥)の2択。タイマーは1〜8時間で設定できます。それから、チャイルドロック機能もついています。小さな子どもがいる家庭では、好奇心から操作パネルをいじられてしまうことはあるあるで、ロックがかかるのは地味にありがたい機能です。インターフェースが複雑すぎて使いこなせない、という悩みは全くありませんでした。

補足しておくと、首振り機能はありません。吹き出し口の向きは手動で90度まで調節して固定するだけなので、広い部屋に均一に風を届けたい用途には向いていないかもしれません。衣類乾燥メインで使いたい方は、扇風機やサーキュレーターと組み合わせて空気を循環させながら使うとより効果的だと思います。衣類乾燥目的の口コミが気になる方は、その観点のレビューも別途確認してみてください。

この記事で書いてきたことを振り返ると、YDC-H601は3つの点で期待以上でした。

ひとつ目は除湿力。RC6畳の寝室を70%から50%まで約1時間で下げられる実力は、「とりあえず動かしてみるか」という半信半疑で使い始めた僕の期待を上回りました。スペック上は余裕のある使い方でもありますが、湿度計の針が下がっていくのを実際に目にしたときの頼もしさは確かにありました。

ふたつ目は想定外の副産物、ホワイトノイズ効果です。コンプレッサー式の動作音が赤ちゃんの睡眠を助ける定常音になるとは、買う前には考えもしませんでした。「音がうるさい」というレビューを事前に見て少し心配していたんですが、実際には逆にプラスに働いてくれました。

みっつ目はコスパのバランス。¥14,800で4.5Lタンク・コンプレッサー式・湿度設定機能がセットで手に入る。方式の電力効率を含めて考えると、この価格帯での選択としては正解だったと思っています。

梅雨の時期に除湿機を探しているなら、あるいは赤ちゃんや小さな子どもがいて室内の湿度管理に悩んでいるなら、YDC-H601は検討リストに入れる価値があると思います。特に「夏場の湿度対策が主な目的」で「夜間の連続運転を前提にしたい」という方には、タンク容量とコスパの面でこの価格帯のなかでは優位な選択肢のひとつです。楽天ではセール時に価格が動くことがあるので、梅雨・夏の湿度シーズンに向けて除湿機を探しているなら、一度チェックしてみてください。

まさか除湿機がホワイトノイズマシンの役割まで担うとは、買う前には想像もしていなかったわけで……。室内環境を整えたいという動機から始まって、想定外の副産物まで手に入れてしまった買い物になりました。これから7〜8月の本格的な湿度シーズンに入っていくので、引き続き使い続けた感想もいずれ追記していきたいと思っています。というわけで今回の記事はここまでです!

今回登場した商品・サービス

YAMAZEN 衣類乾燥除湿機 YDC-H601

YAMAZEN 衣類乾燥除湿機 YDC-H601

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